キム・ヨナを擁護するブログをスタート
◆キム・ヨナさんの「問題発言」は問題無し まとめ◆
ではキム・ヨナ批判でよく出てくる問題発言と、真実を書いてみる。
【キム・ヨナの問題発言とされるもの】
・練習中いつも妨害される。四大陸では特に酷かった。ここまでやるかと思った。今度されたら強行突破する。(世界選手権2週間前のSBSインタビューで告白。SBSは「妨害してるのは常に日本人選手」とモザイク付きで何故かGPファイナルの映像を放送)
⇒★言ってない。実際は、ヨナは「妨害された」とも「日本人」とも言っていない。つまり「練習中いつも妨害される。」という発言はウソ。後からナレーションで「妨害」・「日本人選手」と付け加えたと、テレビ局の記者が告白した。【詳細】
・真央とは前から親しかったんです。なのにSP1位を祝福してくれなかった。
⇒★ウソ。書いてない。本当は勝負の後に気まずくなった事だけをブログに書いた。「祝福してくれなかった」とは全く書いていない。【詳細】
・真央とは友達でない。会ったら挨拶する程度。真央がこけたらほっとするから最大限神経使わないようにする。 (ワールド優勝後のインタビュー)
⇒★ウソ。言ってない。本当は「相手が転倒して安心する自分がいたとしたら、それは油断している証拠」と言った。つまり「相手が転倒してほっとしているようじゃダメ」という意味で言った。【詳細】
・劣悪な韓国フィギュア環境が残念。真央は恵まれている。
⇒★ウソ。言ってない。KBS1の番組内でそんな発言はしていないと思われる。【詳細】
・私が練習することでファンが群がってきて、練習の迷惑。
⇒★迷惑な見物客による歓声やフラッシュによって、他選手の練習の迷惑になることがないように、ファンにお願いした事はあった。「他の選手に」迷惑という点が抜けている。【詳細】
・私はスター。運動選手としての成功よりも社会的に大スターになることが人生の目的。
⇒★ウソ。スターと言うのは「有名人」ぐらいの意味。「どんなに有名になっても私は私のままです。」という意味で言った。【詳細】
・小学生の子供が「キムヨナだ」というと「キムヨナじゃない。キムヨナお姉さんでしょ」とげんこつで殴りたくなる。
⇒★原文は「街を歩いていると、小学生と思われる子供に「あ、キム・ヨナだ」と大声で言われ、すぐに「キム・ヨナって何よ。キム・ヨナお姉さんでしょ」とゲンコツをしたくなるときもあります。」である。長文のメッセージの中の一部で、有名になる事への葛藤をユーモラスに表現してるだけである。【詳細】
・浅田真央中傷コントで、大爆笑している
⇒★ウソ。コントでは浅田真央を中傷していない。そしてヨナは周りの雰囲気で笑っているだけ。【詳細】
・みんなの鼻をへし折って・・
⇒★誤訳。「鼻を明かす」が近い。新聞記事に掲載された。また日常会話としてあまりにも不自然な為、記者が付け加えたというのが有力な説。【詳細】
・真央、転べと願った
⇒★誤訳。15歳の時のインタビューで、ライバルだった真央がシニアで優勝してしまい、置いてけぼりにされた気持ちになった時に、「率直に言うとミスをして欲しいと思った」と正直に語っただけ。【詳細】
・審判が真央には芸術点を高く、私にはジュニア水準で低くしないか心配。
⇒★ジュニアの選手がシニアデビューして全く評価されない事はよくある事。【詳細】
・真央はトリプリアクセルが出来る。私は3-3が出来る。ジャンプの難易度は私の方が高い。
⇒★GOEや成功確率を考慮すれば必ずしもアクセルが上とされるわけではない。【詳細】
・リンクが火事になるように願った
⇒★幼い頃の妄想。練習が余りに過酷で辛い事に対し、「リンクが火事になったらいいのにと思った」と思った事を話しただけ。【詳細】
・(質問されて)今もそうですけど、浅田真央選手をどう思うかとか…。こういうのは、ちょっと気まずいです。
⇒★浅田選手に対する質問はインタビューで必ずされる。そのような質問はされたくないらしい。
・日本開催だから。どーせ勝つのは浅田なんでしょ?
⇒★ウソ。ソースは存在しない。デタラメ。
・練習する時は一番重要なのに、下手な素人が邪魔してる。
⇒★ウソ。ソースは存在しない。デタラメ。
・目の前で浅田がころんだので、心底嬉しかった。
⇒★ウソ。ソースは存在しない。デタラメ。
・私がまともに訓練できるように連盟やリンク関係者、他の選手は協力すべき。
⇒★ウソ。ソースは存在しない。デタラメ。
・何に付けても、一番上手な私を優先すべき。
⇒★ウソ。ソースは存在しない。デタラメ。
・浅田真央が専用リンクあるんだから私にも作りなさい。
⇒★ウソ。ソースは存在しない。デタラメ。
・ロシェットはカナダ人だから勝った…個人的な考え。
⇒★証拠なし。ヨナブログは、ヨナの友人も編集や投稿が可能だった。よってあくまでも仮にこのコメントが存在したとしても、ヨナのコメントでは無い可能性がある。またこれはソースが不明。原文も不明である。よってそもそも信憑性に乏しく、このコメント自体が存在したのか、証明できない。
これから、各々について、詳細を書いてみよう。。。
「鼻をへし折って・・・発言」 ⇒ 誤訳
よくあるキム・ヨナ「問題発言」の中で、「鼻をへし折った」発言が良く出てくる。
結論から言うと、こちらは誤訳である。またヨナが言ったという可能性は低い。
◆◆原文◆◆
東亜日報 2004/09/05 の記事である。
http://japanese.donga.com/srv/k2srv.php3?biid=2004090691528
韓国語の原文を翻訳機(excite)にかけ、明らかな誤訳を訂正し、転載する。
【引用開始】
20040905174349
SEPTEMBER 05, 2004 22:22
(翻訳)
演技途中しりもちをついた。 だが何ともないようにむくっと起きてシニア スターらに次ぐジャンプ技術を広げるしっかりしている姿は審判らをひきつけるのに充分だった。
韓国最高の銀盤料亭キム・ヨナ(14軍浦(クンポ)印鑑(道場,塗装)中). 彼がいよいよすごい事をやってのけた。
キム・ヨナは5日ハンガリーブダペストで終わった国際氷上連盟(ISU) 2次ジュニアグランプリフィギュアスケーティング大会で合計148.55点を記録,次世代女王で呼ばれる日本の澤田亜紀(16136.16点)を余裕あるように抜いて優勝した。
1908年スケーティングが国内に導入されて以来フィギュア種目で国際公認大会優勝したことは成人大会とジュニア大会をあわせてキム・ヨナが初めてだ。
キム・ヨナは4日ショートプログラムを披露し、バランスを失って倒れる失敗を犯した。 フィギュア演技中倒れる元に戻すことはできない失敗. だがキム・ヨナはまもなく起きてまたした緇衣乱れない演技をした。
彼女が広げたトリプルジャンプ コンビネーションはシニアらもするのが難しい演技、トリプルジャンプを二度連続する高難度技術だ。 これに審判陣は失敗にもかかわらず,ショートプログラムで最高点数の47.23点を与えた。 サワダは46.70点で2位.
キム・ヨナは5日フリースケーティングでも101.32点でサワダ(89.46点)を抜いて1位. トリプルジャンプを6回完ぺきに消化した。 グランプリより一段階上位の世界ジュニア選手権で3位でありながら次世代フィギュア女王で脚光を浴びてきたサワダはショートプログラムとフリースケーティングで皆キム・ヨナに遅れをとったしケティテーラー(15アメリカ勢リレーニア選手権5位)もキム・ヨナのライバルがならなかった。
キム・ヨナは小学校の時から中古大学生姉さんらを抜いて国内最強者に上がったフィギュア神童. 1m56,38kgの理想的であるかのように品格をそろえたうえに国内で唯一今年トリプルジャンプを自由自在に駆使する。 中国系米国人で世界フィギュアを征服したミッシェル クァンの後に続くのが彼女の夢.
キム・ヨナは優勝した後,お母さんパク・ミヒ(45)氏に電話をかけて,
『みんなの鼻を平たくしてくれたの。えらいでしょ、母さん?見てて、そのうちもっとすごいことしてみせるから』と言った.
キム・ヨナは7日帰国した後,16日中国,ハルビンで開かれる4次グランプリにまた参加する予定だ。 ハルビン大会で上位圏に上がれば12月フィンランド,ヘルシンキで開かれるグランプリ ファイナルに出場することができる。 グランプリ ファイナルは8人が出場して,ジュニア最強者を分ける大会.
【引用終わり】
◆◆◆問題の箇所について◆◆◆
問題の箇所とは以下である。
「キム・ヨナは優勝した後,お母さんパク・ミヒ(45)氏に電話をかけて,
『みんなの鼻を平たくしてくれたの。えらいでしょ、母さん?見てて、そのうちもっとすごいことしてみせるから』と言った』
◆◆◆結論◆◆◆
つまり、キム・ヨナが14才のときにジュニア・グランプリ・ファイナルで初優勝したときに、お母さんに電話で
「みんなの鼻を平たくしてくれたの。えらいでしょ、母さん?見てて、そのうちもっとすごいことしてみせるから」
と言ったと、東亜日報が伝えたというだけである。
ちなみに、このとき、たまたま澤田選手は2位だった。
日本語に無理矢理当てはめるとキツク聞こえるけど、ただの喜びの優勝報告だね。
またこれを本当にキム・ヨナが喋ったのかは、疑問が残る。
韓国の記事やメディアは誇張する癖がある。
韓国語で鼻を折ってあげましたと話すのはよほど変な会話になる。
本や文章で書くような表現で実際会話であんな言葉を使う人はほとんどいない。(らしい)
要は、記者が、誇張して付け加えたという可能性が、非常に高い。
本人が本当に言ったという証拠は一切ない。
ヨナのお国の政策や気性、発言当時の年齢(14歳の子供時代) とかを考えればいちいち取り上げることもない。
「リンクが火事になるように願った発言」 ⇒ 幼い頃の妄想
◆◆原文◆◆
2008/05/12
12日に放送された『ザ・スターショー』(SBS)に出演したキム・ヨナは、練習のあまりの 辛さにフィギュアスケート選手をやめようと思ったことなどについて正直に告白した。
キム・ヨナは「スケート靴は本当に大切なものだけれど、練習がしたくないときは靴を 窓の外に捨ててしまいたいと思ったこともある。何度もリンクが火事になったらいいのに と思った」と語った。
その一方で、「練習するときだけは自分でも“しぶとい”性格だと思う。練習が辛くて うまくいかないときは、隠れて泣いたこともある。でも、どんなにに辛くても、 初めてスケートを始めた7歳のときに戻ったとしたら、またスケートをすると思う。 才能もあると思うし、成功できると信じているから」と話した。
STARNEWS/朝鮮日報JNS
http://www.chosunonline.com/article/20080513000033
(画像)
http://file.chosunonline.com//article/2008/05/13/415806114519461194.jpg
◆◆結論◆◆
よく読めば分かるが、つまり幼い頃の妄想を語っただけ。練習がいかに辛かったかを表現する為である。
「SP1位を祝福してくれなかった発言」 ⇒ 捏造
よく出てくる「問題発言」とされるものの中で、下記のようなものがある。
「2006/03 真央とは前から親しかったんです。なのにSP1位を祝福してくれなかった。
私だったらするのに。('07世界選手権ショート終了後の発言) 」
結論から言うと、これはウソである。
「SP1位を祝福してくれなかった」とは言ってない。
浅田選手とちょっと親しくなったのだが、キム・ヨナが優勝した試合後に少し気まずくなってしまった事をブログに書いただけである。
◆◆原文◆◆
(ソース自体はなし。ヨナのブログは削除されている為。転載された原文も見つからない。それを翻訳したコピペは以下。)
[2006/03ごろ Jr世界選手権優勝後のキム・ヨナのブログより]
“アサダしてからは この前から 親しかったんです. ところが 今度には まどろみ 違いました. この子が 分かった 尺度 中 する ことです. 斉家 ショートプログラムで 1ためで 出るから そっぽを向くんですよ. 冷ややかに 雪道も 避けて. 私は 今まで そんな 敵 ないのに. そのため 私も 分かる 尺 中 したんです 何. 授賞式 焚く 餓死だ 表情が あまり 固くて… すまなかったり して だめで 見えて ひとり 好きな 数価 なかったです. 事実 餓死だ 終わり 延期は 寝る 見るのも できなかったです. 私の 点数が あまり 寝る 出て 好もうとして.”
http://j2k.naver.com/j2k.php/japanese
/news.naver.com/sports/index.nhn?category=sports_general&menu=
news&mode=view&office_id=023&article_id=0000177389
(上記の文章より日本語を自然に翻訳したものが以下)
[2006/03ごろ Jr世界選手権優勝後のキム・ヨナのブログより]
"アサダとは前から親しかったんです。
ところが今回はちょっと違いました。
この子が知らんふりするんですよ。
私がショートプログラムで1位になってからそっぽを向くんですよ。
冷やかに目も合わせてくれなくて、私は今までそんな事したことないのに。
だから私も知らんふりしたんです。
授賞式の時、アサダの表情があまりに固くて・・・
すまないような気がして気の毒に見えて、私一人喜ぶことができなかったんです。
事実アサダ最後の演技は良く見ることもできなかったです。
私の点数があまりに良く出て喜んでるみたいで。"
◆◆この発言に関して◆◆
上記の文を良く読めば分かるが、どこにも「SP一位を祝福してくれなかった」なんて、書いていない。
つまりこの「発言」とされるもの自体、完全な捏造である。
またブログの内容であるが、浅田選手がショックを受けている事に対して、ヨナが申し訳なく思ってしまった事を書いている。
「授賞式の時、アサダの表情があまりに固くて・・・ すまないような気がして気の毒に見えて、私一人喜ぶことができなかったんです。」
同じフィギュア・スケートをしている真央とヨナであり、何度も試合で顔を合わせていれば、自然と仲良くなる事もあったであろう。
そして仲良くなった真央が、ショックを受けている。しかも自分が優勝した事で・・・。
自分は優勝したのに、真央がショックを受けているのを見て、素直に喜ぶ事ができない。
そんな複雑な気持ちをブログに書いたのである。
ヨナは勝ちたいという気持ちが非常に強くあり、大変な努力をしてやっと優勝する事ができた。そうであるにも関わらず、いざ優勝してしまうと、複雑な気持ちになってしまったのである。
ヨナの心の優しさが垣間見れると思う。
さて、前半部分で、「真央が知らんふりする」という状況を書いた事を「問題(?)」にする方もいらっしゃる。
しかしそもそも何が問題なのか分からない。
そりゃ真央だって、知らんふりくらいする事だってあるだろう。真央は全く悪くないし、責められるべきでもない。そしてヨナだって、知らんふりくらいするだろう。別に何も悪くないし、責められるべきでもない。そしてヨナは真央を責めているわけでもない。ただそんな事が起こったと書いただけだ。
そしてそんな状況をブログに書いたって、個人のブログに何を書こうが個人の自由だ。
問題にする意味が良く分からない。
正直言って、中学生が書いたブログの記事を、重箱の隅をつつくように問題視する人を、私はあまり理解することができない。
ちなみに、その後、ヨナと真央は一緒にプリクラを撮りにいったりして、それをブログにアップしている。
「キムヨナじゃない。キムヨナお姉さんでしょ」 ⇒ 朝鮮日報へのメッセージ
「小学生の子供が「キムヨナだ」というと「キムヨナじゃない。キムヨナお姉さんでしょ」とげんこつで殴りたくなる。」
というヨナの文章である。なかなか面白い発言である。
これは2009/05/08に朝鮮日報という、韓国の新聞に載せられたキム・ヨナからのメッセージである。
これは、解説する事も特にないので、全文転載する。
【引用開始】
こんにちは。キム・ヨナです。先月帰国したのがついこの間のような気がしますが、トレーニング先のカナダ・トロントに戻るまであと二日となりました。
今回は、来年2月の冬季オリンピック(カナダ・バンクーバー大会)に向けて、準備を本格的に始めることになります。
わたしがシニアに初めて転向した2006年のことを思い出します。
その年の12月にロシアで行われたGPFで優勝したとき、わたしのことを知る人はあまり多くありませんでした。
『キム・ヨナ選手じゃない?』と、喜んでくださる方がいると、『あまり人気のないスポーツなのに、わたしのことを知っていてくださるファンもいるんだな』と、不思議に思いながらも胸が熱くなりました。
先月の世界フィギュアスケート選手権で優勝した後、空港の入国ゲートに立ったときは、驚くほどに大勢の報道陣や出迎えの方々にお会いしました。
わずか2年でわたしは別の人になってしまったような気がして、こうした現実に驚きました。
ですが、時がたつにつれ、わたしを見つめる周囲の視線を意識するようになったのは、仕方がないと言えるでしょう。
街を歩いているとき、後ろから『キム・ヨナだ』と、ひそひそ話が聞こえてくると、思わずビクッとします。
多くの方々がわたしの顔をじっと見て、カメラ付き携帯電話で写真を撮り、『サインをしてほしい』と、言って集まって来ます。
有名になったことで、いいこともたくさんあります。
CMモデルや広報大使として活動したり、ファンの方々にプレゼントをいただいたり、飲食店では特別なサービスを受けたりもします。
そして何よりも今は自分のスケート技術向上のため惜しみなく投資できますし、決して多くはありませんが何人かの後輩たちを手助けする余裕もでき、うれしいです。
ところが、不便になったこともたくさんあります。
観光・ショッピングはもちろん、地元で友達に会うのも困るほど、外出がままなりません。
ミニHPに1行書き込めばすぐに数百件ものコメントが寄せられ、ポータルサイトには連日、関連記事・写真が次々と掲載されています。
どこにあるかも分からないカメラや視線を意識するということは、少なくともわたしのように素のままに行動するのに慣れた人間にとっては、かなりつらいことです。
時々ですが、逆にわたしは冷遇されているのではないかと思うときがあるほどです。
街を歩いていると、小学生と思われる子供に『あ、キム・ヨナだ』と、大声で言われ、すぐに、『キム・ヨナって何よ。キム・ヨナお姉さんでしょ』と、ゲンコツをしたくなるときもあります。
わたしの行動や発言に対し、いい方に受け取ってくださる方々は本当にありがたいと思いますが、その一方で『過剰包装』になっていくようで怖いという気持ちもあります。
また、スターになって困ることや不満なこともあるため、時々スポーツ・スターではなく、普通の学生になれたらと思うことがあるのも事実です。
それでも、今は『わたしは公の立場にいる』ということを繰り返し自分自身に言い聞かせています。
今年になってより一層多くの方々がわたしのことを『大韓民国の希望』として応援してくださいます。
わたしが国際大会でいい演技ができるのも、国民の皆さまがくださる愛への小さな恩返しではないかと思っています。
わたしが今後スポーツ選手としてどれだけ活動できるかは分かりませんが、はっきりしているのは、現役選手としての生活よりも、引退後の人生のほうが長いということです。
現役選手として成功したからといって、必ずしも人生でも成功するとは言えないでしょう。
もしかしたらスポーツ・スターとしての成功は、人生の成功の出発点ではないかとも思います。
今後もっと大きなスターになっても、わたしは変わらないでしょう。
これまでも、今も、そしてこれからもわたしはありのままのキム・ヨナであり続けるだけです。
ただ、わたしのことを応援してくださる方々に、『いい演技をするためベストを尽くしたすばらしい選手』として記憶してもらえたらうれしいです。
それこそ、わたしが一番大切に思っている価値でもあります。
一生懸命頑張っているわたしを、これからも見守っていてください。
読んでくださりありがとうございました。
朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/news/20090508000035
http://www.chosunonline.com/news/20090508000036
【引用終わり】
「真央とは友達でない・真央がこけたらほっとする」 ⇒ ウソ
結論から言えば、ウソである。
本当は「相手が転倒して安心する自分がいたとしたら、それは油断している証拠」と言った。つまり「相手が転倒してほっとしているようじゃダメ」という意味で言った。
元の動画を手に入れたので、辞書と翻訳機を使い訳してみた。
これは2009/04/25に韓国で放送された「無限挑戦」というバラエティ番組でのインタビューである。
「ヨナにいろいろ聞いてみよう」のコーナーである。
その質問と答えは以下である。
質問「キム・ヨナ選手の宝物第一号は?」
ヨナ「携帯ですね。MP3とかそういうの・・。MP3とかが無いと不安で。」
質問「平凡な大学生として生きたいと思ったことはありませんでしたか?」
ヨナ「外に出たら、(私を)知っている人がいるから、行動ひとつひとつに気をつけてます。他の人が何を思っているかとか。
普通は他の人を全く気にしないじゃないですか。でも誰かがしきりに私を眺めてるようで・・。」
質問「韓国だけでなくて、海外でもそうですか?」
ヨナ「いや、まだ海外では。まあ日本では。浅田真央選手を知っている人はみんな分かると思います。」
質問 「浅田真央選手とは親しいの?」
ヨナ 「試合に行けば・・・試合が終わる前までは、『おはよー』って挨拶するくらい。終わると少し会話します。」
質問 「浅田真央選手との試合の時、浅田選手の前に演技をするほうが良いですか? それとも後にする方が良いですか?」
ヨナ 「・・・一番気になるのがそれですね。私が前にするのが少し気が楽です。
なぜなら私が外で待機する時も、いくらテレビを見なくても、その選手がどうだったかは、拍手の音がして、分かってしまいます。
相手の結果が分かれば、より負担になります。」
質問 「それで浅田真央選手が失敗をして、転倒をしてしまったら、気分が良くなって、もっと上手にできるようになったりしますか?」
ヨナ 「率直に、相手選手が転倒して、もし気分が良ければ、それは私の演技に影響があるから・・。むしろ油断することになってしまいます。」
これが真実である。
まずこの番組では、試合の時は、おそらく緊張などがあるため、試合が終わるまでは、挨拶くらいしかしないと言っている。でも試合が終われば少し会話するくらいだと言っている。これをムリヤリ解釈して、「友達ではない」と変換している人がいるようである。
しかし、実際は、そんなことは言っていない。
また意地悪な質問、「浅田選手が失敗したら気分がよくなったりするか?」という質問には、巧みに答えている。
ヨナは「率直に、相手選手が転倒して、もし気分が良ければ、それは私の演技に影響があるから・・。むしろ油断することになってしまいます。」と言った。
つまり相手が転倒して、安心しているようでは、ダメだと言っているのである。
さて、真実はこのようであるが、ウソを広めているのは一体なんなのだろうか。
パターンでまとめてみると、このようになる。
1)ヨナが何か発言をする
2)悪意をもってそれを捻じ曲げて、変な発言をした事にする
3)そのコピペを作る
4)沢山の掲示板・ブログにそれをコピペしてウソを広める
5)それを読んだ人がさらにウソを広める
この過程において、驚くのは、あまりにも多くの人は、ソースを調べる事無く、ウソを信じてしまうということである。ソースが日本語であれば、検証も比較的容易であるが、外国語というのはソースを追跡することが難しい。よってウソがウソのまま広がっていく傾向が強い。
メディア・リテラシーは大事である。
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