さて、ついにヨナの「妨害発言問題」に取り掛かろうと思う。
キム・ヨナ選手について、この問題が最も大きく日本のマスコミに取り上げられた。
結論としては、キム・ヨナ選手は悪くないと言える。そして悪いのはそのような放送をしたSBSである。
ポイントは下記のように4点ある。
(1) キム・ヨナ選手は、テレビで「妨害された」 「日本人の選手によって」 という発言は、一切全くしていない。
(2) 本人によって、「妨害発言」は否定されている。
(3) 「日本人の選手に妨害された」という箇所は、韓国人の記者がナレーションで付け加えた。これは後に記者本人が告白している。
(4)SBSというソースに信頼性が無い。キム・ヨナが「妨害発言」をしたというソースと、「日本人選手が妨害をした」というソースは全く同一である。
つまり、簡単にまとめると、本人がそう言った証拠が無く、本人は否定しており、テレビ局の捏造がバレているという事である。
以下、各ポイントについて、見てみよう。
■(1) キム・ヨナ選手は、「妨害された」 ・ 「日本人の選手によって」 という発言は、テレビで一切全くしていない。
2009年3月14日、韓国SBSで、下記のように放送された。
【引用開始】
2009-03-14 21:28
http://news.sbs.co.kr/section_news/news_read.jsp?news_id=N1000560015
<アンカー>
こんにちは,スポーツニュースです。ちょっと衝撃的な消息に出発します。
キムヨナ選手が SBSと単独インタビューで思いがけない悩みを打ち明けました.
大会直前公開演習の毎に一部競争者たちから '演習邪魔'を受けて来たということです.
トロントで李聖訓記者です.
<記者>
今年シーズンに入ってキムヨナに競技前演習時間は緊張の連続でした.
ジャンプをする時ごとに他の選手たちに進路を遮られてくらっとした瞬間を渡さなければなりませんでした.
演習時間にジャンプを試みる選手の進路は避けてくれるのが礼儀です.
ところで特にキムヨナの進路には他の選手が割りこんだりしました.
あいにくいつも日本選手たちでした.
大会の毎にこんな事が繰り返されて偶然だと見るのも難しいです.
先月 4大陸選手権の時は特にひどかったです.
オーサーコーチは一日本選手がキムヨナのジャンプ進路でばかり徘徊していると抗議したりしました.
キムヨナ 「特に今回の4大陸の時はちょっと酷かったですね、そこまでしないといけないのかと・・思いました」
キムヨナは今度世界選手権でも同じ行動が繰り返される場合 '正面突破'するつもりです.
他の選手が進路に割り込んでもそのままジャンプを強行して,気力の戦いで負けないということです
キムヨナ 「私もそんなのに押されたくないので・・ そんな些細なことで負けてたら競技にも支障が出るし・・対処方法を探してはいます。」
一人で孤独なけんかをしているフィギュア女王は圧倒的な実力で相手選手らの牽制を勝ち抜くという覚悟です.
【引用終わり】
このニュースの中で、ヨナは「妨害された」とも、「日本人選手」とも発言していない。
結局、ヨナが実際に喋った記録があるのは、以下の発言だけなのである。
キムヨナ 「特に今回の4大陸の時はちょっと酷かったですね、そこまでしないといけないのかと・・思いました」
キムヨナ 「私もそんなのに押されたくないので・・ そんな些細なことで負けてたら競技にも支障が出るし・・対処方法を探してはいます。」
「あいにくいつも日本人選手でした」というのも、「キムヨナの進路には他の選手が割りこんだりしました」という部分は、ナレーションである。キム・ヨナ選手の発言では無い。
つまり、結局のところ、「『日本人選手に妨害された』とキム・ヨナ選手が発言をした」 という主張には、言ったという証拠が無いのである。
■(2) 本人によって、「妨害発言」は否定されている。
2009/03/22に、ロサンゼルスでのインタビューで、「妨害発言」というものは、否定されている。
そのインタビューで、下記のように、キム・ヨナ選手は発言した。
「特定の国家の選手に言及していません。
選手達が互いに競う場合に起こる一般的な話をしただけです。
思ったより話が大きくなってしまいましたが、あまり気をつかわないようにします。
練習に支障を与える事もありません。大会に集中します。」
ソースはこちらである。
【引用開始】
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2009/03/22/2009032200144.html
入力:2009.03.22 09:59 '準備は皆終わった!'
史上初めて世界選手権大会優勝を狙う'フィギュア クイーン'キム・ヨナがLAに第一歩を踏み出した。
キム・ヨナは22日(韓国時刻)午前現地訓練をしていたカナダ,トロントを離れて,2009国際氷上連盟(ISU)世界選手権大会が開かれる米国LAに入城した。
LAでもキム・ヨナの人気は相変わらずだった。 白色と黒色上下着ですっきりと着飾ってブライアン・オーサーコーチとともに入国場に入ったキム・ヨナは韓国をはじめとする日本取材陣らと現地ファンたちに囲まれて足取りさえ離すのが容易でなかった。
-世界選手権大会準備はどのようにしたか。
▲四大陸選手権大会以後、調子が良いです。前の世界選手権大会では体調が万全ではありませんでした。
今年のシーズンには全般的に安定した演技ができたようです。今回もその感じを維持しようと練習をたくさんしました。
-今回の大会は、韓国僑民たちが多いLAで開かれるが。
◆この前、アメリカで一回競技を行いました。感じが良かったです。(トロントと)近いからコンディションの調節も良いです。
それにLAには僑民たちが多くて楽に演技ができます。四大陸選手権大会より、もっと多くの韓国ファンがいるようです。
前のグランプリ・ファイナルのようにミスするのではないか、と心配になりますが集中力を持ってもっと上手にできるようにします。
-フリップ動作でずっと警告を受けているが。
◆審判人の基準によるしかありません。今すぐ動作に改変を加えることはできない状況です。
今まで練習して来たとおりそのまま準備します。警告によって他の演技に影響はありません。
-キム・ナヤンとキム・ミンソクなど二名の選手が一緒に参加するようになったが。
◆大好きです。これからは私も応援してくれる友達ができました。競技が終われば一緒に遊びに行くこともできると思ったら楽しいです。
-最近練習妨害発言で論議になっている。
▲特定の国家の選手に言及したわけではありません。選手達がお互いに競う場合に起こる一般的な話をしただけです。
思ったより話が大きくなってしまいましたが、あまり気をつかわないようにします。
練習に支障を与える事もありません。大会にだけ集中します。
【引用終わり】
さらに日本でも、「妨害発言」という事実は無かったと報道された。
【引用開始】
金妍児の練習妨害報道、韓国連盟が「その事実はない」
過去の国際大会で金妍児(キムヨナ)が国際大会の練習中に、日本選手に妨害を受けたと発言した――と韓国のテレビが報道した問題で、韓国スケート連盟は23日、日本スケート連盟に対し、「その事実はない」と回答を寄せた。
回答では「金選手がテレビのインタビューの中で、特定の国、選手について言及したことはないことを確認した」と調査結果を報告、「(放送した)テレビ局も、その事実がないことを認めた」としている。
今回の報道では、日本連盟が韓国連盟に対し、事実関係の調査を求めていた。
産経ニュース
http://www.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20090323-OYT1T00989.htm
【引用終わり】
つまり、本人も、韓国スケート連盟も、テレビ局も事実が無いとしているのである。
■(3) 「日本人の選手に妨害された」という箇所は、韓国人の記者がナレーションで付け加えた。これは後に記者本人が告白している。
さてこれは、下記のように日本のSAPIOという雑誌に掲載された。(SAPIO 2009年5月27日・6月3日号掲載)
以下に引用する。
【引用開始】
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/sapio-20090608-01/1.htm
去る3月14日、韓国のテレビ局SBSが、フィギュアスケートのキム・ヨナのインタビュー放送のなかで、ナレーションでこの日本人選手妨害問題を報道。韓国国内で日本バッシングが巻き起こったことは記憶に新しいだろう。ところが、この報道はSBSによる捏造であったのである。
事の真相を明かしたのは取材を担当したSBSのレポーター、リー・スンフー氏。彼は「『日本人に』というのはSBS側が付け加えたものです」とあっさり捏造を認めた。このインタビューでキム・ヨナが話したのは「四大陸選手権の練習でジャンプをするとき、ほかの選手が気になった。危ないのでみんな気をつけなければいけない」という、ただそれだけ。冒頭のナレーションにある「いつも日本人選手だった」など、何の形跡もない。これを受けて韓国フィギュアスケート連盟が3月23日に「(日本人選手に妨害されたとする)報道が事実ではない」とする調査結果を報告した。捏造確定。
それだけではない。前出のリー氏は、「韓国ファンの反日感情を煽り、対決ムードを盛り上げようとしただけだ」と、堂々と意図的だったことを認め、しかも一切謝罪はしなかったのだ。
(略)
【引用終わり】
この記事に出てくるリー・スンフー氏というのは、(1)で出てきた李聖訓記者と同一人物であろう。
この記事によると、正に今回の騒動というのは、SBSの捏造が発端であったと、報道をした本人が認めたという事である。
■(4)SBSというソースに信頼性が無い。キム・ヨナが「妨害発言」をしたというソースと、「日本人選手が妨害をした」というソースは全く同一である。
さて、この四番目のポイントというのは、簡単な話である。
(a)キム・ヨナ選手が「妨害発言」をしたというソースと、(b)「日本人選手が妨害をした」というソースは全く同一のSBSのニュースであるという事だ。
これはどういうことかと言うと、あなたはSBSのニュースを信じますか?という事である。
もし信じるのであれば、(a)のヨナが妨害発言をしたという事も信じる事になるし、(b)の日本人選手が妨害したという事も信じる事になる。
逆に、信じないのであれば、(a)のヨナが妨害発言をしたという事は疑わしいと思うだろうし、同様に(b)の日本人選手が妨害したという事も疑わしいと思うであろう。
要はソースの信頼性の問題である。
私は日本人選手たちが集団で、計画的に、スケート練習中に、キム・ヨナ選手の事を妨害したとは、全く思っていない。
そんなことは、【ありえない】 と思う。
よって、この報道は、かなり信頼性が低い。つまりヨタニュースであると思う。
従って、同じニュースの中の、ヨナが実際に「日本人選手が妨害した」と発言したという情報も、信頼性が低いと判断するのだ。
逆にヨナが「日本人選手が妨害した」と発言したのだと主張する人は、同じソース内で恣意的に情報の取捨選択を行っているのだ。
例えばこんな感じ。
「ヨナは『妨害発言』をしたじゃないか。だってSBSのニュースがそう言っている。
そして日本人選手が妨害を行うわけがないじゃないか。ふざけるなSBSのニュース! 」
これでは一貫性もないし、説得力もない。
********************************
以上の四点から、私はキム・ヨナ選手が「妨害発言」をしたとは言える根拠はなく、そして悪いのはそのような問題のある放送をしたSBSという放送局であると思うのである。
「劣悪な韓国フィギュア環境が残念」 ⇒ 番組内でそのような発言はしていない・・・というのが、現状での結論である。
この調査は非常に難航した。今の段階では、この結論が正しいのか分からない。
情報をお持ちの方がいらっしゃったら、是非教えて頂きたい。
まずこの件について、日本のネットのあらゆる情報は、唯一つのソースを元にしている。
それはこちらである。
【引用開始】
http://japanese.joins.com/article/
article.php?aid=87375&servcode=600§code=600
金妍兒「劣悪な韓国のフィギュア環境が残念」
‘フィギュアの妖精’金妍兒(キム・ヨナ、17、軍浦スリ高)が韓国フィギュアスケートの劣悪な環境について語った。
カナダ合宿のため9日出国した金妍兒は10日夜、KBS(韓国放送公社)1テレビで放送されたインタビューで、ライバルの日本の浅田真央が250億ウォン(約3億円)の支援を受けるのに対し、「私は8000万ウォンを支援を受ける」と明らかにした。
また、最近のファッション画報撮影などに関し、「個人の時間を活用したもので、全く問題はない」とし、「アンドレ・キム・ファッションショーが一番よかった」と語った。
金妍兒は「好きな歌は」という質問に対し、BoAの曲をその場で口ずさんだりもした。 浅田選手との関係については「ライバルではなく親しい同僚」と語った。
中央日報 シン・ファソブ記者 2007.05.11 15:15:43
【引用終わり】
この記事には、決定的な数字の間違いがある。
250億ウォン(約3億円)としているが、これは明らかな間違いである。
googleで、「250億ウォンは」と検索すると、18.7971676 億円と教えてくれた。いくらなんでも3億円にはならない。
同様に、8000万韓国ウォン = 601.509364 万円である。この金額もいくら何でも少なすぎる。
さて、2007/05/10夜に放送されたKBS1というテレビ局で放送された番組とは何だったのだろうか。
色々調べた結果、KBS1で五月頃に放送された、「タンバク・インタビュー」(タンバクとは「すぐに」の意)が、それではないかと思われる。
このインタビューの動画は、確かに2007/05頃の放送であり、KBS1のマークもついている。しかし正確な放送日は未だに不明である。
更に、ファッションについての話題もあった。そして何よりも決定的なのは、BoAの曲をその場で口ずさんでいる事である。
このような番組である。↓
この番組で、空港に向かう車の中で、ヨナはインタビューに答えている。
インタビューの中で印象的だったのは、以下のやりとりである。
インタビュアー(以下イ) 「浅田真央選手とよく比べられますが、もううんざりしてるでしょうね。」
ヨナ 「正直、技術だけを見れば、真央ちゃんの方がずっと上手です。
真央ちゃんのトリプルアクセルも、普通の選手なら、回転が足りないのに、
真央ちゃんにそれができるのは、凄い事だし・・・。」
イ 「それを超えたいという競争心はありませんか?」
ヨナ 「私は、真央ちゃんに必ず勝たなければいけないとは思いません。
真央ちゃんに勝つためにフィギュア・スケートをするのではないし。
ただ自分で完璧な演技が出来ればそれで終わりです。
まあ、誰に勝つとか、私の勝手で出来るものでもないし。」
イ 「世間は順位を大事にするでしょう。」
ヨナ 「はい。」
イ 「順位も大事だとは思いませんか。」
ヨナ 「・・もちろん、大事かもしれませんけど、でも、例えば100人の選手がいて、
その選手全員が皆、一位になれるわけではないでしょう。
一度、一位になっても、ずっと一位というわけでもないし、
スランプに陥る可能性もあるのだし。。。選手の立場ではそう思います。
一位が・・・、一位が全てではないでしょう。
私も今回銅メダルを取って、『残念だ』とか言われたけど、
私は全然そんな考えじゃないですけど、マスコミではそういう記事が出ましたね。」
他にも「BoAの曲は、ほとんど好きです。」と言ったり、インタビュアーに無理にお願いされて、BoAの「今日あなたに会えるなら(If you were here)」を口ずさんだりした。
インタビューは、和やかなムードであった。
そしてこのインタビューでは、ヨナは「劣悪な韓国フィギュア環境が残念」とも言ってないし、「私は8000万ウォンを支援を受ける」とも言っていない。
同時期にKBS1で別のインタビュー番組があったのだろうか。それとも全くのウソなのだろうか。
私は、ヨタ記事の可能性が高いと思う。金額が少なすぎるし、どんな文脈でこのような話題が出たのかも、全く不明である。
そもそも金額すらも、メチャクチャな時点で、記事の信頼性は非常に低いと考える。
上記の実際のインタビューを見れば分かる通り、ヨナは大人だし、しっかりした考えを持っているのが分かると思う。
****************************
■ヨナの応援歌を歌うコーナー
[おっさん顔のパク・ミョンスが壇上に上がり、ハイヒールを履き、黒いミニスカートを履き、ピンクと黄色のフリルを首にかけ、踊りながら、ヨナの応援歌をメチャクチャに歌う。 歌は、韓国の歌手ワンダーガールスの‘ノーボディー’の替え歌]
パク・ミョンス 「No ヨナ No ヨナ ウォンチュー!」
[曲が強制終了。応援歌なのに、元の歌に合わせて、『NoヨナNoヨナ』と、ヨナを否定した歌を歌っている事に、ヨナは手を叩いて大ウケ。]
[間違えてヨナの事を否定してしまったパク・ミョンスは、気まずくなってしまい、取り繕うように、慌てて次のように歌った]
パク・ミョンス 「アサダマオ嫌い アントニオ猪木嫌い ノーバディ, ノーバディ, Noヨナ ウォンチュー」
[パクの意図として、ヨナの事を否定してしまったので、逆に浅田選手を否定すれば、ヨナを応援してることになるだろうという、咄嗟の判断があったと思われる。。。急に浅田選手の事が出てきて、ヨナ困惑顔で苦笑い。しかも歌詞はメチャクチャであり、結局、最後にヨナにNoと言っていて、フォローになっていない。そして否定されてヨナが泣いてる顔文字のテロップ。]
[直ちに曲が止められ、パク・ミョンスは壇上から引き摺り下ろされる。周りも非難轟々。]
司会 「アントニオ猪木さんは、レスリングなのに、何で出てくるんだ?」
[ここでスケート選手の顔に、アントニオ猪木氏の顔が重ねられるが、このスケート選手は、浅田選手ではなく、キム・ヨナ選手である。]
テロップ「この人(パク・ミョンス)の代わりに謝罪します・・・」
司会 「なんでアサダマオ選手が嫌いだなんて言うんですか?!」
パク・ミョンス 「当然ヨナが一番でしょう!」
(ヨナは困惑顔で眉しかめて困って笑う)
司会 「いいライバルじゃないですか。」
パク・ミョンス 「もしもヨナがいなかったら〜なんの〜(楽しみがあるだろう)」
(略)
[席に戻るパク・ミョンス。小さい声でまださっきの替え歌を歌っている。]
パク・ミョンス 「No ヨナ No ヨナ ウォンチュー・・・」
[ヨナ、足を組んで笑っている]
パク・ミョンス 「(威嚇するような声で)なぜ笑ってる?」
ヨナ 「(ちょっとムッとした顔で) 笑わせるから・・」
パク・ミョンス 「ごめんね」
■
[パク・ミョンスが全身黄色いタイツ、黄色い帽子、黒スカートで歌う・・]
パク・ミョンス 「ぼくはね、ヨナが氷上で一番好き。 アサダマオ・・」
(音楽が強制終了する)
パク・ミョンス 「アサダマオまで聞けよ! 」
■ヨナがフィギュアのポーズを芸人に教えるコーナー
[このコーナーも物凄く長い。男の芸人たち六人が女装して、ダンスを踊っている。しばらくダンスを踊っている。パク・ミョンスの不気味な化粧は、キム・ヨナによるものである。しばらくの間、死んだようであったパクであったが、突如豹変して踊りだす。しばらくして、キム・ヨナ登場。この間、ほとんどノーカットである。なんという尺の長いコントであろうか・・・。キム・ヨナが色々なポーズを教えている。キム・ヨナが手本を見せ、芸人が後に続く。開脚、イナ・バウアー、ジャンプなど。。。全部で20分のコントである。さすがに見るのは疲れた。。。]
テロップ「スパイラル・シークエンス」
(ヨナは前に出る)
パク・ミョンス 「日本のアサヒダマ選手より・・・」
司会 「アサヒダマって(笑)・・」
(青い服着た芸人が爆笑している)
司会 「浅田真央選手になんてことを・・、申し訳ありません」(お辞儀をして謝罪する)
青い服着た芸人 「アサヒ、アサヒ(爆笑)」
司会 「(爆笑している芸人に対して) 家帰って笑え 時間がないんだ」
テロップ 「進行妨害にはすぐ退場命令!」
****************************
これだけである。
全編見るのは、正直、非常に疲れた。
見た感想であるが、おそらく全部見るのと、一部見るのでは、全く感想が異なるであろう。
一部であっても、本物なのだから、「浅田選手を中傷してるではないか」と言う意見もあるかもしれない。しかし全編を見るのは、物凄く疲れるが、浅田選手に触れている箇所は、本当に0.1%も無いという事が良く分かる。
芸人は何に一生懸命やっているのか。それは、番組を面白くしたり、自分が目立ったり、空気を盛り上げたりと、そういう事に物凄く一生懸命になっている。
本当にくだらないバラエティであると思う。しかし、芸人たちは、ボケたり、ツッコんだり、豹変したり、メチャクチャな格好をしたり、色々なことをやっている。次から次へと、色々なネタを出している。
その中のひとつとして、浅田選手のネタがある。
では、なぜ浅田選手が、芸人の発想として出てくるかと言えば、よくマスコミのニュースにもなるし、ヨナから連想しやすいからであろう。
そして、芸人たちは、浅田選手に執着することはない。沢山のネタがある中で、たまたま浅田選手のネタも出てくる程度だ。「中傷コントだ」と思う人は、芸人たちが、ずっと浅田選手に執着しているかのように思ってしまうのかもしれないが、ほとんどの時間、芸人たちは、浅田選手のネタなど忘れ去って、別のネタにものすごく一生懸命になっているのだ。
またパク・ミョンスと言う人は、基本的にボケ役である。そして、とんでもない型破りな芸風らしい。この番組でも浅田真央選手について言及するのは、唯一パク・ミョンスだけである。
では、各ネタについて解説してみよう。
一つ目について。
Noヨナと歌ってしまい、慌てて「浅田真央嫌い〜」と歌ったパクである。そしてそれに対しては、司会が思い切りツッコミを入れている。
「なんでアサダマオ選手が嫌いだなんて言うんですか?! 良いライバルじゃないですか!」と。
そして一応謝罪もしている。テロップで「この人(パク・ミョンス)の代わりに謝罪します・・・」と出ている。
謝罪すれば何やっても良いというわけではないが、パク・ミョンスという芸人の型破りな芸風を優先したのだろう。
二つ目について。
これはパク・ミョンスの歌に「アサダマオ」と出てきただけである。音楽が強制終了したのは、危ない事を言わせないというスタッフの配慮かもしれないが、それは分からない。
世の中には曲解する人が、本当に多く、この場面をして、「浅田真央選手の真似をして笑っている」と言う人がいたらしい。しかしそれは全くの誤解である。
三つ目について。
これは言い間違いであって、日本語の名前は外国人には難しい為、言い間違えたのだと思われる。言い間違いは誰にでもある事だし、言い間違えたパク・ミョンスと言う芸人が笑いの対象となっている。また爆笑してる芸人は、いつもこんな感じらしい。
浅田真央選手を笑っているのでは無いと思われる。
またここでも司会の人がお辞儀をして謝罪している。
「浅田真央選手になんてことを・・、申し訳ありません」と。
ヨナも確かに笑っているが、パク・ミョンスの言い間違えを笑っていると思われる。また別の芸人を強制退場させた事にも笑っている。
【ちなみに・・・ 外国人をネタにする事について。】
日本のバラエティ番組で、外国人をネタにする事は無いのだろうか。
いや、沢山ある。
例)
ビートたけしの「コマネチ」
どきどきキャンプの「ジャック・バウアー(twenty-four)」
ノッチの「オバマ大統領」
稲垣吾郎の「マイケル・ジャクソン」
木梨憲武 「マイケル・ジャクソン」
ナベアツの「フレディ・マーキュリー」
ワッキーの「ロナウジーニョ」
島田珠代の「BoA」
ロバート馬場の「チェ・ホンマン」
なだぎ武と友近の「デュラン&キャサリン」
劇団ひとりの「中国人教師のまね」
サンドウィッチマンの「外国人のネタ」
チュートリアル徳井の「外国人のネタ」
中川家の「外国人のマネ」
次長課長の「ロシア人ネタ」
このように日本のバラエティでも、外国人をネタにする事が昔からよくある。
しかしこれらのギャグに対して、外国から非難を受けたことがあっただろうか?
まあ失礼な事がなければ、別に笑いのネタにする事くらいは問題無いのではないかと思う。
ギャグに対して、マジギレする事ほどカッコ悪い事はない。
冗談は、笑って許すくらいの方がカッコ良いと思う。
ヨナは、自分を応援してくれるファンの行動が、他の選手たちの迷惑になることが、どうしても耐えられなかったのだろう。
ヨナのファンの行動は、自分自身の責任であると感じたのだろう。自分さえいなければ、自分のファンが、他の選手の貴重な時間を邪魔することはなかったかもしれない。
ヨナは、責任を感じ、自分のホームページで、厳しい言葉で、ファンにお願いをした。
責任感もあるし、行動力もある選手だと思う。
また「韓国のフィギュア選手である事が悔しかった」というのは、ヨナは国際大会で優勝するような代表選手であるにも関わらず、遊園地のスケート場で練習するしかないという環境の悪さも含めての事であろう。
ヨナはファンとの交流イベントなど、頻繁に参加しているし、ブログでファンと交流したりもしており、ファンをとても大事にしている。
そんなヨナが一部のファンに苦言を呈さなければならない程に、困ってしまったのであろう。
しかし残念ながら、韓国の一部のメディアでは、この発言の「韓国人であることが恨めしい」、「選手たちは動物園の中にある動物ではありません」の箇所だけが、クローズアップされてしまった。
【引用開始】
http://www.chosunonline.com/article/20080510000019
2008/5/10 朝鮮日報
キム・ヨナ「韓国人であることが恨めしいというのは誇張」
「フィギュア界の妖精」キム・ヨナは9日午後、SBS公開ホール(ソウル市江西区登村洞)で行われた『ザ・スターショー』の収録に姿を見せた。そして今月1日、自身のミニホームページに「自分が韓国のフィギュアスケート選手だということを恨めしく思ったことが2回ある」と書き、批判されていることに関して「やるせない思い」と語り、真情を吐露した。
キム・ヨナはミニホームページに「自分が韓国のフィギュアスケート選手だということを恨めしく思ったことが2回あります。それは3月に世界選手権に向け出国する前日の練習、そして数時間前に行った練習のときです」と書き込んでいた。
キム・ヨナによると、こうした文を書こうと思ったのは、自分を見るために集まった人々により、その日に練習していたほかの選手たちに不本意ながら迷惑がかかってしまったため。キム・ヨナは「応援してくださる気持ちはよく分かるのですが、スケート場を通りかかったときにわたしが練習していたら、眺めるだけにして心の中で応援してください」とミニホームページでお願いした。
ところが、キム・ヨナの文は「韓国のフィギュア選手であるということが恨めしい」という見出しで報道され、ネットユーザーたちの間で誤解を招いた。まるで「韓国人であることが悔しく、恨めしい」という意味のように伝わったのだ。
キム・ヨナは「たとえ数人にでも、フィギュア界の現実をお知らせしたくて掲載した文でしたが、(本来の)意図とは関係なく、メディアの過度な関心により誤解を招くことになり、やるせない思いです」と今の心境を語った。
【引用ここまで】
このようにヨナの意図と関係なく、発言の一部が誇張されて伝えられ、批判されるという事は、韓国においてさえ、起こる。
伝えたいことを伝えるのは本当に難しい。だがヨナの言うように、たとえ数人にでも本当の事が伝われば良いと、私は思う。
その質問と答えは以下である。
質問「キム・ヨナ選手の宝物第一号は?」
ヨナ「携帯ですね。MP3とかそういうの・・。MP3とかが無いと不安で。」
質問「平凡な大学生として生きたいと思ったことはありませんでしたか?」
ヨナ「外に出たら、(私を)知っている人がいるから、行動ひとつひとつに気をつけてます。他の人が何を思っているかとか。
普通は他の人を全く気にしないじゃないですか。でも誰かがしきりに私を眺めてるようで・・。」
質問「韓国だけでなくて、海外でもそうですか?」
ヨナ「いや、まだ海外では。まあ日本では。浅田真央選手を知っている人はみんな分かると思います。」
質問 「浅田真央選手とは親しいの?」
ヨナ 「試合に行けば・・・試合が終わる前までは、『おはよー』って挨拶するくらい。終わると少し会話します。」
質問 「浅田真央選手との試合の時、浅田選手の前に演技をするほうが良いですか? それとも後にする方が良いですか?」
ヨナ 「・・・一番気になるのがそれですね。私が前にするのが少し気が楽です。
なぜなら私が外で待機する時も、いくらテレビを見なくても、その選手がどうだったかは、拍手の音がして、分かってしまいます。
相手の結果が分かれば、より負担になります。」
質問 「それで浅田真央選手が失敗をして、転倒をしてしまったら、気分が良くなって、もっと上手にできるようになったりしますか?」
ヨナ 「率直に、相手選手が転倒して、もし気分が良ければ、それは私の演技に影響があるから・・。むしろ油断することになってしまいます。」
これが真実である。
まずこの番組では、試合の時は、おそらく緊張などがあるため、試合が終わるまでは、挨拶くらいしかしないと言っている。でも試合が終われば少し会話するくらいだと言っている。これをムリヤリ解釈して、「友達ではない」と変換している人がいるようである。
しかし、実際は、そんなことは言っていない。
また意地悪な質問、「浅田選手が失敗したら気分がよくなったりするか?」という質問には、巧みに答えている。
ヨナは「率直に、相手選手が転倒して、もし気分が良ければ、それは私の演技に影響があるから・・。むしろ油断することになってしまいます。」と言った。
つまり相手が転倒して、安心しているようでは、ダメだと言っているのである。
さて、真実はこのようであるが、ウソを広めているのは一体なんなのだろうか。
パターンでまとめてみると、このようになる。
1)ヨナが何か発言をする
2)悪意をもってそれを捻じ曲げて、変な発言をした事にする
3)そのコピペを作る
4)沢山の掲示板・ブログにそれをコピペしてウソを広める
5)それを読んだ人がさらにウソを広める
この過程において、驚くのは、あまりにも多くの人は、ソースを調べる事無く、ウソを信じてしまうということである。ソースが日本語であれば、検証も比較的容易であるが、外国語というのはソースを追跡することが難しい。よってウソがウソのまま広がっていく傾向が強い。
メディア・リテラシーは大事である。
というヨナの文章である。なかなか面白い発言である。
これは2009/05/08に朝鮮日報という、韓国の新聞に載せられたキム・ヨナからのメッセージである。
これは、解説する事も特にないので、全文転載する。
【引用開始】
こんにちは。キム・ヨナです。先月帰国したのがついこの間のような気がしますが、トレーニング先のカナダ・トロントに戻るまであと二日となりました。
今回は、来年2月の冬季オリンピック(カナダ・バンクーバー大会)に向けて、準備を本格的に始めることになります。
わたしがシニアに初めて転向した2006年のことを思い出します。
その年の12月にロシアで行われたGPFで優勝したとき、わたしのことを知る人はあまり多くありませんでした。
『キム・ヨナ選手じゃない?』と、喜んでくださる方がいると、『あまり人気のないスポーツなのに、わたしのことを知っていてくださるファンもいるんだな』と、不思議に思いながらも胸が熱くなりました。
先月の世界フィギュアスケート選手権で優勝した後、空港の入国ゲートに立ったときは、驚くほどに大勢の報道陣や出迎えの方々にお会いしました。
わずか2年でわたしは別の人になってしまったような気がして、こうした現実に驚きました。
ですが、時がたつにつれ、わたしを見つめる周囲の視線を意識するようになったのは、仕方がないと言えるでしょう。
街を歩いているとき、後ろから『キム・ヨナだ』と、ひそひそ話が聞こえてくると、思わずビクッとします。
多くの方々がわたしの顔をじっと見て、カメラ付き携帯電話で写真を撮り、『サインをしてほしい』と、言って集まって来ます。
有名になったことで、いいこともたくさんあります。
CMモデルや広報大使として活動したり、ファンの方々にプレゼントをいただいたり、飲食店では特別なサービスを受けたりもします。
そして何よりも今は自分のスケート技術向上のため惜しみなく投資できますし、決して多くはありませんが何人かの後輩たちを手助けする余裕もでき、うれしいです。
ところが、不便になったこともたくさんあります。
観光・ショッピングはもちろん、地元で友達に会うのも困るほど、外出がままなりません。
ミニHPに1行書き込めばすぐに数百件ものコメントが寄せられ、ポータルサイトには連日、関連記事・写真が次々と掲載されています。
どこにあるかも分からないカメラや視線を意識するということは、少なくともわたしのように素のままに行動するのに慣れた人間にとっては、かなりつらいことです。
時々ですが、逆にわたしは冷遇されているのではないかと思うときがあるほどです。
街を歩いていると、小学生と思われる子供に『あ、キム・ヨナだ』と、大声で言われ、すぐに、『キム・ヨナって何よ。キム・ヨナお姉さんでしょ』と、ゲンコツをしたくなるときもあります。
わたしの行動や発言に対し、いい方に受け取ってくださる方々は本当にありがたいと思いますが、その一方で『過剰包装』になっていくようで怖いという気持ちもあります。
また、スターになって困ることや不満なこともあるため、時々スポーツ・スターではなく、普通の学生になれたらと思うことがあるのも事実です。
それでも、今は『わたしは公の立場にいる』ということを繰り返し自分自身に言い聞かせています。
今年になってより一層多くの方々がわたしのことを『大韓民国の希望』として応援してくださいます。
わたしが国際大会でいい演技ができるのも、国民の皆さまがくださる愛への小さな恩返しではないかと思っています。
わたしが今後スポーツ選手としてどれだけ活動できるかは分かりませんが、はっきりしているのは、現役選手としての生活よりも、引退後の人生のほうが長いということです。
現役選手として成功したからといって、必ずしも人生でも成功するとは言えないでしょう。
もしかしたらスポーツ・スターとしての成功は、人生の成功の出発点ではないかとも思います。
今後もっと大きなスターになっても、わたしは変わらないでしょう。
これまでも、今も、そしてこれからもわたしはありのままのキム・ヨナであり続けるだけです。
ただ、わたしのことを応援してくださる方々に、『いい演技をするためベストを尽くしたすばらしい選手』として記憶してもらえたらうれしいです。
それこそ、わたしが一番大切に思っている価値でもあります。
一生懸命頑張っているわたしを、これからも見守っていてください。
読んでくださりありがとうございました。
朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/news/20090508000035
http://www.chosunonline.com/news/20090508000036
【引用終わり】
(上記の文章より日本語を自然に翻訳したものが以下)
[2006/03ごろ Jr世界選手権優勝後のキム・ヨナのブログより]
"アサダとは前から親しかったんです。
ところが今回はちょっと違いました。
この子が知らんふりするんですよ。
私がショートプログラムで1位になってからそっぽを向くんですよ。
冷やかに目も合わせてくれなくて、私は今までそんな事したことないのに。
だから私も知らんふりしたんです。
授賞式の時、アサダの表情があまりに固くて・・・
すまないような気がして気の毒に見えて、私一人喜ぶことができなかったんです。
事実アサダ最後の演技は良く見ることもできなかったです。
私の点数があまりに良く出て喜んでるみたいで。"
◆◆この発言に関して◆◆
上記の文を良く読めば分かるが、どこにも「SP一位を祝福してくれなかった」なんて、書いていない。
つまりこの「発言」とされるもの自体、完全な捏造である。
またブログの内容であるが、浅田選手がショックを受けている事に対して、ヨナが申し訳なく思ってしまった事を書いている。
「授賞式の時、アサダの表情があまりに固くて・・・ すまないような気がして気の毒に見えて、私一人喜ぶことができなかったんです。」
同じフィギュア・スケートをしている真央とヨナであり、何度も試合で顔を合わせていれば、自然と仲良くなる事もあったであろう。
そして仲良くなった真央が、ショックを受けている。しかも自分が優勝した事で・・・。
自分は優勝したのに、真央がショックを受けているのを見て、素直に喜ぶ事ができない。
そんな複雑な気持ちをブログに書いたのである。
ヨナは勝ちたいという気持ちが非常に強くあり、大変な努力をしてやっと優勝する事ができた。そうであるにも関わらず、いざ優勝してしまうと、複雑な気持ちになってしまったのである。
ヨナの心の優しさが垣間見れると思う。
さて、前半部分で、「真央が知らんふりする」という状況を書いた事を「問題(?)」にする方もいらっしゃる。
しかしそもそも何が問題なのか分からない。
そりゃ真央だって、知らんふりくらいする事だってあるだろう。真央は全く悪くないし、責められるべきでもない。そしてヨナだって、知らんふりくらいするだろう。別に何も悪くないし、責められるべきでもない。そしてヨナは真央を責めているわけでもない。ただそんな事が起こったと書いただけだ。
そしてそんな状況をブログに書いたって、個人のブログに何を書こうが個人の自由だ。
問題にする意味が良く分からない。
正直言って、中学生が書いたブログの記事を、重箱の隅をつつくように問題視する人を、私はあまり理解することができない。
ちなみに、その後、ヨナと真央は一緒にプリクラを撮りにいったりして、それをブログにアップしている。
STARNEWS/朝鮮日報JNS
http://www.chosunonline.com/article/20080513000033
(画像)
http://file.chosunonline.com//article/2008/05/13/415806114519461194.jpg
◆◆結論◆◆
よく読めば分かるが、つまり幼い頃の妄想を語っただけ。練習がいかに辛かったかを表現する為である。
キム・ヨナは5日ハンガリーブダペストで終わった国際氷上連盟(ISU) 2次ジュニアグランプリフィギュアスケーティング大会で合計148.55点を記録,次世代女王で呼ばれる日本の澤田亜紀(16136.16点)を余裕あるように抜いて優勝した。
1908年スケーティングが国内に導入されて以来フィギュア種目で国際公認大会優勝したことは成人大会とジュニア大会をあわせてキム・ヨナが初めてだ。
キム・ヨナは4日ショートプログラムを披露し、バランスを失って倒れる失敗を犯した。 フィギュア演技中倒れる元に戻すことはできない失敗. だがキム・ヨナはまもなく起きてまたした緇衣乱れない演技をした。
彼女が広げたトリプルジャンプ コンビネーションはシニアらもするのが難しい演技、トリプルジャンプを二度連続する高難度技術だ。 これに審判陣は失敗にもかかわらず,ショートプログラムで最高点数の47.23点を与えた。 サワダは46.70点で2位.
キム・ヨナは5日フリースケーティングでも101.32点でサワダ(89.46点)を抜いて1位. トリプルジャンプを6回完ぺきに消化した。 グランプリより一段階上位の世界ジュニア選手権で3位でありながら次世代フィギュア女王で脚光を浴びてきたサワダはショートプログラムとフリースケーティングで皆キム・ヨナに遅れをとったしケティテーラー(15アメリカ勢リレーニア選手権5位)もキム・ヨナのライバルがならなかった。
キム・ヨナは小学校の時から中古大学生姉さんらを抜いて国内最強者に上がったフィギュア神童. 1m56,38kgの理想的であるかのように品格をそろえたうえに国内で唯一今年トリプルジャンプを自由自在に駆使する。 中国系米国人で世界フィギュアを征服したミッシェル クァンの後に続くのが彼女の夢.
キム・ヨナは優勝した後,お母さんパク・ミヒ(45)氏に電話をかけて,
『みんなの鼻を平たくしてくれたの。えらいでしょ、母さん?見てて、そのうちもっとすごいことしてみせるから』と言った.
キム・ヨナは7日帰国した後,16日中国,ハルビンで開かれる4次グランプリにまた参加する予定だ。 ハルビン大会で上位圏に上がれば12月フィンランド,ヘルシンキで開かれるグランプリ ファイナルに出場することができる。 グランプリ ファイナルは8人が出場して,ジュニア最強者を分ける大会.
【引用終わり】
◆◆◆問題の箇所について◆◆◆
問題の箇所とは以下である。
「キム・ヨナは優勝した後,お母さんパク・ミヒ(45)氏に電話をかけて,
『みんなの鼻を平たくしてくれたの。えらいでしょ、母さん?見てて、そのうちもっとすごいことしてみせるから』と言った』
◆◆◆結論◆◆◆
つまり、キム・ヨナが14才のときにジュニア・グランプリ・ファイナルで初優勝したときに、お母さんに電話で
「みんなの鼻を平たくしてくれたの。えらいでしょ、母さん?見てて、そのうちもっとすごいことしてみせるから」
と言ったと、東亜日報が伝えたというだけである。
ちなみに、このとき、たまたま澤田選手は2位だった。
日本語に無理矢理当てはめるとキツク聞こえるけど、ただの喜びの優勝報告だね。
またこれを本当にキム・ヨナが喋ったのかは、疑問が残る。
韓国の記事やメディアは誇張する癖がある。
韓国語で鼻を折ってあげましたと話すのはよほど変な会話になる。
本や文章で書くような表現で実際会話であんな言葉を使う人はほとんどいない。(らしい)
要は、記者が、誇張して付け加えたという可能性が、非常に高い。
本人が本当に言ったという証拠は一切ない。
ヨナのお国の政策や気性、発言当時の年齢(14歳の子供時代) とかを考えればいちいち取り上げることもない。
ではキム・ヨナ批判でよく出てくる問題発言と、真実を書いてみる。
【キム・ヨナの問題発言とされるもの】
・真央とは友達でない。会ったら挨拶する程度。真央がこけたらほっとするから最大限神経使わないようにする。 (ワールド優勝後のインタビュー)
⇒★ウソ。言ってない。本当は「相手が転倒して安心する自分がいたとしたら、それは油断している証拠」と言った。つまり「相手が転倒してほっとしているようじゃダメ」という意味で言った。【詳細】
・劣悪な韓国フィギュア環境が残念。真央は恵まれている。
⇒★ウソ。言ってない。KBS1の番組内でそんな発言はしていないと思われる。【詳細】
・私が練習することでファンが群がってきて、練習の迷惑。
⇒★迷惑な見物客による歓声やフラッシュによって、他選手の練習の迷惑になることがないように、ファンにお願いした事はあった。「他の選手に」迷惑という点が抜けている。【詳細】
・私はスター。運動選手としての成功よりも社会的に大スターになることが人生の目的。
⇒★ウソ。スターと言うのは「有名人」ぐらいの意味。「どんなに有名になっても私は私のままです。」という意味で言った。【詳細】
・小学生の子供が「キムヨナだ」というと「キムヨナじゃない。キムヨナお姉さんでしょ」とげんこつで殴りたくなる。
⇒★原文は「街を歩いていると、小学生と思われる子供に「あ、キム・ヨナだ」と大声で言われ、すぐに「キム・ヨナって何よ。キム・ヨナお姉さんでしょ」とゲンコツをしたくなるときもあります。」である。長文のメッセージの中の一部で、有名になる事への葛藤をユーモラスに表現してるだけである。【詳細】
・浅田真央中傷コントで、大爆笑している
⇒★ウソ。コントでは浅田真央を中傷していない。そしてヨナは周りの雰囲気で笑っているだけ。【詳細】
・みんなの鼻をへし折って・・
⇒★誤訳。「鼻を明かす」が近い。新聞記事に掲載された。また日常会話としてあまりにも不自然な為、記者が付け加えたというのが有力な説。【詳細】
・真央、転べと願った
⇒★誤訳。15歳の時のインタビューで、ライバルだった真央がシニアで優勝してしまい、置いてけぼりにされた気持ちになった時に、「率直に言うとミスをして欲しいと思った」と正直に語っただけ。【詳細】
・審判が真央には芸術点を高く、私にはジュニア水準で低くしないか心配。
⇒★ジュニアの選手がシニアデビューして全く評価されない事はよくある事。【詳細】
・真央はトリプリアクセルが出来る。私は3-3が出来る。ジャンプの難易度は私の方が高い。
⇒★GOEや成功確率を考慮すれば必ずしもアクセルが上とされるわけではない。【詳細】
・リンクが火事になるように願った
⇒★幼い頃の妄想。練習が余りに過酷で辛い事に対し、「リンクが火事になったらいいのにと思った」と思った事を話しただけ。【詳細】
・(質問されて)今もそうですけど、浅田真央選手をどう思うかとか…。こういうのは、ちょっと気まずいです。
⇒★浅田選手に対する質問はインタビューで必ずされる。そのような質問はされたくないらしい。
・日本開催だから。どーせ勝つのは浅田なんでしょ?
⇒★ウソ。ソースは存在しない。デタラメ。
・練習する時は一番重要なのに、下手な素人が邪魔してる。
⇒★ウソ。ソースは存在しない。デタラメ。
・目の前で浅田がころんだので、心底嬉しかった。
⇒★ウソ。ソースは存在しない。デタラメ。
・私がまともに訓練できるように連盟やリンク関係者、他の選手は協力すべき。
⇒★ウソ。ソースは存在しない。デタラメ。
・何に付けても、一番上手な私を優先すべき。
⇒★ウソ。ソースは存在しない。デタラメ。
・浅田真央が専用リンクあるんだから私にも作りなさい。
⇒★ウソ。ソースは存在しない。デタラメ。
・ロシェットはカナダ人だから勝った…個人的な考え。
⇒★証拠なし。ヨナブログは、ヨナの友人も編集や投稿が可能だった。よってあくまでも仮にこのコメントが存在したとしても、ヨナのコメントでは無い可能性がある。またこれはソースが不明。原文も不明である。よってそもそも信憑性に乏しく、このコメント自体が存在したのか、証明できない。
これから、各々について、詳細を書いてみよう。。。
私はキム・ヨナ選手のファンの日本人である。
キム・ヨナ選手は、日本で、様々な誤解を受けている。
よって、これからキム・ヨナがいかに誤解を受けているのか、その誤解を解くためにブログを始めてみる。
ちなみにキム・ヨナ選手って、こんな人です。↓